【図解】【令和3年版】インビザライン医療費控除で還ってくるお金はいくら?計算方法を解説

  • インビザラインで歯列矯正を始めた。
  • 歯医者さんに聞くと医療費控除の対象だととわかった。
  • そこで、医療費控除を調べるも、漢字の呪文に挫折…。
  • いくら還ってくるかわかれば頑張れるかも…。
と悩んでいませんか?

この記事を読むことで、医療費控除でいくら還ってくるか、金額の目安を知ることができます。

3週間かけて約100記事を読んだ結果、わかったことをまとめました。

私はインビザラインで約80万円支払ってるので本気です!!

医療費控除でいくら還ってくるのか計算方法や計算式を解説します。
図を使ってわかりやすく解説していきます。

迷い猫

そうは言っても、ついていけるか心配
大丈夫!初心者の視点でわかりやすく図解していくので、安心してくださいね。

makimaki

この記事は、前回の記事の続きです。

医療費控除については、数回に分けて

  • 医療費控除いくら還ってくる?
  • 医療費控除って何?
  • 医療費控除のスケジュール
  • 提出書類と準備するもの
などについて解説していきます。

医療費控除の記事をすべて読んだあと最終目標
令和3年にインビザラインを始めた人が、令和4年1月〜2月の間に医療費控除の手続きを完了する!
私も実際に、解説する内容で医療費控除の手続きを行います!

makimaki

注意
この記事は、医療費控除に関する内容を「いかに分かりやすく・理解しやすく伝えるか」を重視して作成しました。また、掲載した文言は、誤情報がないよう事実関係を丁寧に確認しましたが、税の仕組みに関しては理解が難しい点が多数あったため、例えば言葉の使い回しなど「厳密には若干違う」とのご指摘もあるかもしれません。ついては、内容の詳細を確認したい場合は、明記した引用元から各自ご参照ください。

 

【計算式2】課税所得金額を求める


課税所得金額を把握しましょう!

makimaki

迷い猫

またよくわからない言葉出てきた…。帰って猫じゃらしで遊びたい…。

その気持ちわかります…。私もこの式を理解するのに1週間くらいかかりました…。一つ一つ見ていきましょう!

課税所得金額を求める計算式はこちら!

「課税所得金額」とは、「給与所得」の金額から、「所得控除」を差し引いた金額のことです。

それでは、ステップ1、ステップ2を一つずつ見ていきましょう!

makimaki

 

【ステップ1】給与所得の金額

「給与所得」の金額とは、「給与収入」から「給与所得控除」を引いた金額です。

makimaki

迷い猫

ん…?ちょ待てよ。また計算?給与所得の金額を知るには計算が必要なの?

そうなんです!「給与所得」の金額を把握するには、計算が必要です。

ただ、収入額に応じて、国税庁で定めている計算式に当てはめるだけです!

「給与所得」の金額の計算方法はこちら!

「給与所得」の金額は「年間の給与収入(いわゆる額面。ボーナス含む)」から「給与所得控除」を引いた金額です。

「給与所得控除」の金額は国税庁の計算式に当てはめるだけなので簡単に計算することができます。

年間の給与収入(A)
(ボーナス含む)
給与所得控除
1,625,000 55万円
1,625,001~1,800,000 (A)×40%-10万円
1,800,000~3,600,000 (A)×30%+8万円
3,600,001~6,600,000 (A)×20%-44万円
6,600,001~8,500,000 (A)×10%-110万円
8,500,001~以上 195万円(上限)

「国税庁/No.1410給与所得控除」を元に作成

 

私の場合の「給与所得」の金額を計算してみます。


私の場合、「給与収入」がおよそ320万円。
「給与収入」が320万円の時、表を見ると、「給与所得控除」の計算式は「給与収入×30%+8万円」なので、104万円。
「給与収入」320万円から「給与所得控除」104万円を引き、「給与所得」の金額は216万円になりました。
私の場合、会社からの給料のみで、他に収入源はないので、「総所得金額」も216万円になります。

makimaki

 

【ステップ2】所得控除


「所得控除」は、年末調整で申告する控除です。

会社員の方であれば、12月に、細かーい文字が書いてある紙を職場から渡されて、生命保険料控除とか配偶者控除とか扶養控除とか申請したことがあると思います。

例えば、扶養控除、配偶者控除、社会保険料控除、基礎控除があります。

この中で、基礎控除は、全ての方に一律に適用されます。控除額は48万円です。

そのほかの控除額は、みなさんの状況によってかなり違ってきます。(お子さんがいる、自営業、配偶者の所得が一定金額未満などなど)

私の場合、会社員で、夫婦共働き、子なしです。
なので、該当する「所得控除」は「基礎控除48万円」です。

 

私の場合の課税所得金額

私の場合、【ステップ1】で「給与所得」の金額は216万円でした。【ステップ2】で「所得控除」は48万円でした。

これを計算式に当てはめます。「給与所得」の金額から「所得控除」を引くと「課税所得金額」は「168万円」でした。

私の場合、「課税所得金額」は「168万円」になりました。

*詳しくは「国税庁/給与所得者と税」をご覧ください。

 

【計算式3】税率表から所得税の税率を求める


さぁ、次は所得税の税率を確認するよ!

makimaki

迷い猫

また計算?いつまで続くの…。
落ち着いて!表を見るだけですぐに終わるよ!そしたら最後のステップを残すのみ!

makimaki

【計算式2】で求めた課税所得金額を下の表に当てはめて、税率を確認します。

課税所得金額 税率
1,000円 から 1,949,000円まで 5%
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10%
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20%
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23%
私の場合、「課税所得金額」が168万円なので、税率は「5%」になります。
*詳しくは国税庁/No.2260 所得税の税率 をご覧ください。

*課税所得金額については、「税金・社会保障教育」がわかりやすかったです。

 

【計算式4】【計算式1】の金額に【計算式3】の税率をかける

【計算式1】で求めた「医療費控除の対象になる金額」と【計算式3】で求めた「所得税の税率」をかけます。

「医療費控除の対象になる金額(71万4千円)」×「所得税の税率(5%)」=35,700円
と言うことで、およその目安としては、「35,700円」還ってきます!

makimaki

私はこの金額を見た時に、少なっ…と思いました。

支払った金額が81万4千円なので、比率としては大体5%。

消費税分も帰ってこない…。

makimaki

とはいえ、3万5千円稼ぐには、

  • 残業21時間やらないといけない(時給1700円で換算)
  • 物を売るにしても千円のものだと35個売らないといけない

と、案外大変です。

少しでも戻って来れば嬉しい!!

makimaki

ざっくり計算なので、実際に還ってくる金額はこれより少ないかもしれません。

これから医療費控除するためのモチベーションにしてください。

 

まとめ

今回は、医療費控除した時に還ってくる税金の計算方法を見てきました。

  • 【計算式2】課税所得金額を求める
  • 【計算式3】税率表から所得税の税率を求める
  • 医療費控除の対象になる金額(計算式1)に所得税の税率(計算式3)をかける

今回の記事と前回の記事を読めば、医療費控除した時に還ってくる税金の目安がわかります。

医療費控除は、支払いすぎた所得税を還してもらう手続きです。

自分で申請しない限り、お金が戻ってくることはありません。

税金は小難しくて調べるもの億劫になりがちですが、損をしないためにも、医療費控除で還ってくる金額の目安を把握して、来年の医療費控除に備えましょう!

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